桃香宮エッセンス〜桃の香ほのか〜

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zoom RSS 占いの真髄〜蒼穹の昴〜

<<   作成日時 : 2011/12/22 18:40   >>

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浅田次郎さんの蒼穹の昴(そうきゅうのすばる)をお読みになりましたか?


1800年代後半、舞台は中国、

西太后が強い権力を持っていた時代です。


詳しい内容は原作をお読みになっていただくとして、

この中で私の胸に深く残っているのが、


貧しい暮らしの春雲(チュンユン)という少年が、

白太太(パイタイタイ)という

お告げをする占い師の老婆から、

『おまえは 西太后の財宝を手にする、偉大な星のもとに生まれた』と

告げられて、最終的に西太后の側近中の側近になっていくところです。


春雲はその老婆のお告げを信じ、

貧困の生活から抜け出すべく、

命を懸けて浄身(宦官になるために男性性器を取ること)し、

何とか出仕することとなります。

さらに、大けがや命を落とすかもしれない

曲芸(技)の猛特訓をし、

西太后に、最も寵愛され、信頼されるまでに至りました。



しかし、印象深いのはこのサクセス・ストーリーではなく、

実際の占いの結果が、

『チュンユンは不幸の星のもとに生まれて、

未来は閉ざされている運命』だったということです。


老婆は貧しいチュンユンに、

その結果を告げることが不憫でならず、

全く逆のお告げをしたと言うのです。



そしてチュンユンはそのお告げを信じ、

自分で自分の運命を変え、未来を切り開いていったわけです。



これこそ、占いの真髄ではないかと、胸が熱くなりました。



占いでウソの結果を告げるか?と言われたら”NO”ですが、

1%の可能性に懸ることはあります。



この作品中の老婆を責められるわけもなく、

希望を与えたということに関して、とても共感をおぼえるのです。



もし、本当の占いの結果を伝えていたら、

チュンユンの未来はどうなっていたのでしょう・・・?


その予言どおり、不幸な人生を送ったのか、

それとも奮起して運命に立ち向かい、

サクセス・ストーリーを辿ったのかは、わかりません。



チュンユンにとって”身の程知らず”のお告げが、

さらに自分の人生を苦しめてしまうことにも

なりかねません。



ただ、老婆がウソのお告げをしたことが、

正しいのかどうかは問題でなく、


占いには「希望」を与えるという役割が

必要不可欠なのではないかと思うのです。


そして、その「希望」によって、

その人自身が決意や選択をし、

行動を起こした結果、

運命さえも変える

「当然の奇跡」をもたらすのだと、

私は信じています。



2010.1 momoka






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